こんにちは。無理しない主婦です。
『ブラック企業』という言葉を聞かない日はないくらい、世の中にはブラック企業がはびこっています。
私は医療従事者であり単発のアルバイトを除いて医療機関でしか働いたことがないのですが
人の命に関わる医療機関ですらもいわゆる『やばい』ところはたくさんあります。
医療機関なのにブラックでやばいってどういうこと?
医療系の仕事って安定していて安心だと思ってたのに…
そこで私が実際に勤めたいくつかのブラック企業(ブラッククリニック)の特徴をまとめてみました。
医療従事者でなくても共感できる点はあると思いますのでブラック企業にお勤めの方は目を通して頷いていただけると嬉しいです!
ブラッククリニックの特徴
有給を使いづらい(休むことは悪)
とあるクリニックに3年勤めて取得できた有給は6日でした。
内訳としては4日は新婚旅行、1日は国内旅行、1日は仮病(精神を病んでしまい朝から体が動かず、ずる休みをしてしまいました)です。
ただのクリニックの普通の医療従事者、休む権利というものはほぼありませんでした。
まず有給をとるために院長の機嫌のいい日を見計らって、最低でも半年前には有給を取らせてくださいと頭を下げてお願いをします。
スタッフの休暇は患者さんの予約状況にもかかわるので前もって申告するのはわかりますが
『院長の機嫌のいい時』を見つけるのが非常に面倒でした。
院長の機嫌の悪い時や直前に有給を取らせてくださいというと許可してもらえない方もいました。
そういう場合はあきらめるしかありません
また有給をまだ取得することのできない入職したての方が
『今から1ヶ月後にある親戚の結婚式に出席したいので有給ではなく1日欠勤にしてください』と言ったところ
『入職したてのくせに休むつもり?』と院長の機嫌が悪くなり休んでもいいとなかなか許可してもらえませんでした。
最終的には午後休をとって結婚式に出席していました。
その方は『冠婚葬祭ですら休ませてもらえない職場なんですね』とドン引きしていました。
もちろん私もほかのスタッフもドン引きです。
普段真面目に働いているにもかかわらず、有給や休暇を取りづらい職場でいい職場はありません。
しかし就職する前に職員がちゃんと有給を取得できているかを調べることはできないですよねえ。
何かいい方法があったら教えてほしいです!
休憩時間が短い
部署にもよりましたが、とあるクリニックでは休憩をとれていませんでした。
12時間職場にいて、休憩時間が30分です。
これは法律違反なのでは?と思っていました。
削られた休憩時間分の給料は一切ありません。(せめて金をくれ…)
Q 休憩時間は法律で決まっていますか? A 労働基準法第34条で、労働時間が6時間を超え、8時間以下の場合は少なくとも45分 8時間を超える場合は、少なくとも1時間の休憩を与えなければならない、と定めています。 |
心身共に休まらず、しかも夕方~夜になると低血糖で大量の汗が出て手が震え出すので、隠れてチョコレートなどのお菓子を食べていました。
私は仕事中神経を研ぎ澄ませて働いてきましたが、疲労が重なってくると普通は起こさないようなミスを無自覚にしてしまいます。
当たり前のことですが医療現場ではミスは患者さんの命に関わります。
しかしあのブラッククリニックでは疲労により意識が朦朧となり
スタッフがちょこちょこミスをする→院長にキレられる→焦る事でまたミスをするの悪循環でした。
就職する前にスタッフがきちんと休憩をとれているかを確認する方法はあるのでしょうか。
何かいい方法があったら教えてほしいです。
ボーナスや退職金がもらえるかわからない(お金のことを感情で決める)
院長や理事長に気に入られるか嫌われるかでボーナスをもらえる人ともらえない人がいました。
ボーナスをもらってる人の中でも◯ヶ月分かは人によって大きく異なります。
私はそのときどきでボーナスの桁が変わりました
退職が続いていた時はボーナスが上がりましたし、辞めると言った後のボーナスは減額だったりもらえなかったりしました。
また、退職金が出たり出なかったりする方もいました。(よっぽど好かれていないともらえない)
その基準はやはり院長や理事長などに気に入られているか嫌われているかです。
退職金は絶対に払わなければならないという決まりはないですが、せめて×年以上勤務したものは△ヶ月分の退職金を給付する、などと就業規則に記載してほしいと思いました。
そしてなにより、個人の好き嫌いやその時の感情でお金に関することを決めるなよと思います。
家族経営
前出のボーナスがもらえるかわからない(お金のことを感情で決める)にも関係するのですが、家族経営はブラックを疑ったほうがいいです。
個人で経営しているクリニックだと、院長、理事長(院長の嫁)、その他役員(院長の子、兄弟や親戚)というところが多いです。
医療従事者の資格を一切持っていない院長の親族が医療機関の役員に就くことで現場スタッフの反感を買っていました。
(何もしていないくせに役員であるだけで報酬を得ることができます)
私を含め退職したスタッフは退職するにあたって『有給消化したい』と言っても許可をしてもらえず、中には『有給消化するなら退職金出さない』とに言われてしまい結構な額の退職金を一円も受け取れずに辞めた方もいました。
退職時に有給消化ができないのはおかしいですが、スタッフがどんなに正しいことを主張したり文句を言っても、その一族の意見が絶対正しいことになります。
そして家族経営は隠蔽体質です。
金銭トラブルや人間関係によるトラブルなど、元従業員から訴えられてもひた隠しにします。
そして従業員にはクリニックの経営状況も明かしてくれません。
その一族の旅費や外食費をを経費にしていたので、お金のことは一切明かせないのだと思います。
そこでその一族と闘うスタッフもいることにはいますが、最終的には退職をすることになります
家族経営だとその一族に嫌われてしまうとそのクリニックでは居場所がなくなるからです。
個人のクリニックだと家族経営が多いので、医療関係の方からの評判を聞いておいたほうがいいと思います。
良識のあるいい一族に巡り合えるといいですね!
副業禁止
現在勤めている職場では『副業はOKですよ』と言われていますが、かつて勤めてきたクリニックでは副業禁止でした。
副業禁止というよりは、よその職場でのアルバイト禁止でした。
なぜダメなのかは教えてもらえず、とにかくダメの一点張りでした。
ブログ、アフィリエイト、せどりなどの副業はバレなければ大丈夫だとは思います。
実際によそのクリニックでアルバイトをしたり、芸能活動のようなことをしたり、医療以外の単発のアルバイトをしてそれが院長や理事長にバレて怒られている人はいました。
そして結局その方々は「こんなに薄給の職場一本で生活していけない」と言って退職してしまいました。
今の時代、副業を推進する企業もあるのでいつまでも『副業禁止~!』と言っている企業はいい職場ではないと思います。
体質が古いというか、世間知らずというか。
私は現在勤めているところで面接をする際に副業について質問したので、面接の際に質問する機会があれば確認することをオススメします。
ブラッククリニックを見分ける方法
就職するなら転職するならいい職場に就職したいですよね。
ブラッククリニックを見分ける方法は
『求人が常に出ている』職場はやめたほうがいいです。
求人サイトは常にチェックしてブラック企業をあぶりだしていきましょう
転職活動をする際、求人サイトを何度も見ると思いますがその中で常に求人が出ているところは大体ブラックだと思います。
私が実際勤めていた職場の求人は常に複数(様々な職種)出ています。
あとは運にもよりますが、実際にその職場で働いている人の話を聞くことです。
しかし実際に働いている人から話を聞くことは人脈がないと難しいです。
そこで私は被害者を増やさないためにも同業者、友人、自分や夫の家族親族にどれだけそのクリニックがやばいかを伝え
『絶対にあのクリニックには就職してはいけないし、病気になっても行ってはいけない』
ということを地道に何年もやっていたところ、悪評が広まり現在では働き手がなかなか見つからないそうです。
噂が100%正しいわけではありませんが、あまりにも悪い話しか聞かない場合は就職するのはやめたほうがいいと思います。
まとめ
私が実際に勤めたブラッククリニックの特徴としては
- 有給を使いづらい(休むことは悪)
- 休憩時間が短い
- お金のことを就業規則ではなく感情で決める
- 家族経営
- 副業禁止
の5点です。
医療関係ではない方でも理解できる点はあるかと思います。
また、そんなブラッククリニックに就職しないためには
- 求人が常に出ていないか
- 悪い噂がないか
をチェックすることが大切です。
ブラッククリニックに勤めないように注意するとともに
現在ブラッククリニックにて働いている方は身近な人にいかにそのクリニックがやばいかを伝え、次の被害者が出ないように地道に悪い噂を広めていきましょう!
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